今月は、個人の方が立て続けに発明のご相談にお見えになりました。

日々の生活の中で感じていた不便さを、何とか解決できないか、と試行錯誤をかさね、ようやく発明を完成させた方、
長年発明で生計を立てていらっしゃる方、
いろいろな背景を持つ方々から、(おそらく何度も失敗して獲得したのであろう)試作品を拝見させていただくと、特許的にとても優れた製品もあります。
ある休日テレビを見ていると、以前ご相談に来られた方が、発明家と紹介されていました。
テレビで紹介されるほどのこの方は特例かもしれませんが、あのときの、あの発明が、あのとき語られたとおりに—或いはさらに改良されて—、販売されていると、とてもうれしく思います。

一方で、ご相談者のためを思い、時に厳しい話を申し上げることもありますので、
驚き、落胆されるケースもあります。
中には、費用を持参され、即時出願を希望される方もいらっしゃいますが、
発明完成に喜び興奮するあまりに、特許要件検討を十分にすることができずに、
混乱していることもあります。
発明内容を整理してご説明し、結果として受任しないこともあります。

どちらのケースも、皆さん大抵仰るのは、「もっとはやく相談に来ればよかった。」ということです。
ずっと考えていたけれども、相談してみたら実は大した問題では無いこともあります。

発明を創作することはとても大変です。しかし、発明を模倣することはとても簡単です。

ご相談者の発明内容を漏れなく隅々までお聞きし、より有益な権利となるようお手伝いするために、ご相談者との意見の交換は、最も大切なことだと考えております。

高円寺特許事務所
弁理士 岡沢理華

 

 

先日、11月27日、28日(土、日)に三軒茶屋キャロットタワーで行われた世田谷わくわくワークフェスタに参加させていただきました

事前予約の方に加えて、当日飛び込みでご来場されたお客様もご相談に立ち寄られ、少しでも皆様のお役に立てたのではないかと感じております。

起業ミニメッセには、たくさんの方が出展されていましたが、その中には、洋服の製法に関する特許を取得し、製品市場を独占している企業の方もいらっしゃいました。通常、特許はそんなに簡単に取れるものではないのですが、その技術は大変すばらしく、一度も拒絶されずに特許を取得していました。審査官からも素晴らしいと言われたそうです。

素晴らしい技術に触れると、本当にわくわくしますね。
お手本のような特許活用事例を見せていただき、勉強させていただきました。

弁理士 岡沢理華

ようやく秋めいてきましたね。特に夜は涼しく過ごしやすくなりました。

明日9月22日(水)は十五夜です。
「十五夜」についてちょっと調べました。「中秋の名月」ともいわれるように、
旧暦7月8月9月のちょうど真ん中(8月15日)にでる満月の日
を指すそうです。
欠けのない満月に豊作をお祈りして、お供えをします。

そして、朝焼けや夕焼けが赤いように、月も地平線に近い低空にいるときは赤みを帯びています。月の光が大気中を通ってくるときに短い波長(青)の光が大気中の気体粒子で散乱されてしまうためです。月が真上にくると黄色っぽくなり、また青白くもなります。

満月

ところで、「十五夜」とは素敵な名だと思い、商標検索してみました。
株式会社丸山園がお茶や清涼飲料水等で、伊東水産食品株式会社が惣菜やお弁当等で、それぞれ「十五夜」を商標登録していました。意外にも少なかったです。

今週は飛び石連休ですね。ちょっと足を延ばして澄んだ夜空の満月を見たくなりました。

弁理士 岡沢理華(高円寺特許事務所

今朝外に出ると、秋の空気に変わったなあ、と思いました。まだまだ気温は高いのでご健康にはお気を付けください。

先日、中国から中国商標登録証が送付されました。
出願から2年と1か月。
出願前に調査をしているので、登録可能性が高いことはわかっていますが、やっぱり、審査終了の連絡と、異議申し立て期間を無事終えて登録証が送られてくるときは、感慨無量です。
特に中国は出願から非常に時間がかかるので尚更です。

弁理士 岡沢理華(高円寺特許事務所